マイクロソフト、「Windows Server 2016」で「Nano Server」モードを提供へ

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-04-09 10:38

 Microsoftは米国時間4月8日付けの公式ブログで、「Nano Server」実装モードの導入を認めた。2016年にリリースする次期Windows Serverである「Windows Server 2016」の一部となるが、5月にリリースを予定しているWindows Server 2016のプレビュー版には含まれない。その後公開するビルドに含まれる予定だという。

 Nano Serverは、簡素化した軽量のWindows Serverを動かすことができるオプションだ。容量はWindows Server Coreの20分の1で、最小限のコンポーネント(Hyper-V、クラスタ、ネットワーク、ストレージ、.Net、Core CLRなど)のみで構成される。

 Microsoftは合わせて、Windows Server 2016でのWindowsコンテナオプションについても説明している。Microsoftは2014年10月、次期Windows ServerにはWindowsとLinuxのコンテナサポートが加わると述べていた。WindowsとLinuxの2種類のコンテナはともに、オープンソースのアプリケーション実装自動化エンジン「Docker」を利用して管理できるという。

 Microsoftは、顧客はDockerコンテナアプリケーションを作成して、オンプレミスのWindows Server上で動かすか、またはAzureクラウド上の仮想マシン内で動く次期Windows Serverにホスティングして動かすことができるとしていた。

 4月8日のブログでは、これに加えて新しいオプションを用意することも発表された。Windows Server 2016ユーザーは、Microsoftが「Hyper-Vコンテナ」とするものを動かすこともできるという。Hyper-VコンテナはDockerで管理できるコンテナで、MicrosoftのHyper-V仮想化技術を土台とする。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]