Microsoftは米国時間4月8日付けの公式ブログで、「Nano Server」実装モードの導入を認めた。2016年にリリースする次期Windows Serverである「Windows Server 2016」の一部となるが、5月にリリースを予定しているWindows Server 2016のプレビュー版には含まれない。その後公開するビルドに含まれる予定だという。
Nano Serverは、簡素化した軽量のWindows Serverを動かすことができるオプションだ。容量はWindows Server Coreの20分の1で、最小限のコンポーネント(Hyper-V、クラスタ、ネットワーク、ストレージ、.Net、Core CLRなど)のみで構成される。
Microsoftは合わせて、Windows Server 2016でのWindowsコンテナオプションについても説明している。Microsoftは2014年10月、次期Windows ServerにはWindowsとLinuxのコンテナサポートが加わると述べていた。WindowsとLinuxの2種類のコンテナはともに、オープンソースのアプリケーション実装自動化エンジン「Docker」を利用して管理できるという。
Microsoftは、顧客はDockerコンテナアプリケーションを作成して、オンプレミスのWindows Server上で動かすか、またはAzureクラウド上の仮想マシン内で動く次期Windows Serverにホスティングして動かすことができるとしていた。
4月8日のブログでは、これに加えて新しいオプションを用意することも発表された。Windows Server 2016ユーザーは、Microsoftが「Hyper-Vコンテナ」とするものを動かすこともできるという。Hyper-VコンテナはDockerで管理できるコンテナで、MicrosoftのHyper-V仮想化技術を土台とする。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。