Salesforce.comは、「Sales Cloud」の新たなB2Bマーケティング自動化サービスを発表した。これは、「Salesforce Pardot」を利用したものだ。
目玉となるのは「Engagement Studio」と「Sales Cloud Engage」で、どちらも従来よりさらに視覚的に分かりやすく、データに基づいて販売パートナーや顧客との関係を強化することを可能にするサービスだ。
Engagement Studioは、販売やマーケティングのプロフェッショナルが適応型のキャンペーンを展開できるようにするもので、100種類以上の顧客の反応に基づくリアルタイムな対応や調整を可能にする。Salesforceはこのサービスを運用の「神経センター」と呼んでいる。
たとえばEngagement Studioは、電子メールの開封率が想定よりも低い場合、件名を短くするよう提案する。あるいは、登録解除リクエストが急増した場合は、そもそも送信される電子メールの数を減らすことを提案してくる、といった具合だ。
Sales Cloud Engageは、高度なカスタマイズされた広告キャンペーンの実現や、見込み客の顧客への転換促進を可能にするサービスだ。たとえば、セールス担当者は簡単に見込み客のエンゲージメント履歴を引き出せるようになり、タッチポイントの有効性を高めることができる。
Salesforce Pardotは同社が2013年に行った25億ドル規模のExactTargetの買収から生まれたものだ。ExactTargetは2012年にPardotを買収した。
Sales Cloud Engageは米国時間2015年4月23日から提供開始の予定で、価格は1接続あたり月額50ドルからとなっている。Engagement Studioは2015年後半にパイロットプログラムが実施される予定で、予定価格はこのプログラムの実施時に発表されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。