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日経平均の上昇率がNYダウの上昇率より高い状況が継続

ZDNet Japan Staff

2015-04-13 11:13

 4月6日週は、4月10日(金)朝9時7分に日経平均株価は2万6円と、15年ぶりに2万円台に乗せた。利益確定売りが出て引けは1万9907円と2万円を割れたが、それでも1週間で472円の上昇となった。

 外国人投資家の買いが、日経平均の上昇をけん引している。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、4月13日週は2万円到達を受けて、国内投資家からは利益確定売りが増えそうだが、外国人投資家の積極買いが続き、日経平均は終値で2万円台に乗せてくると予想しているという。

日経平均は一時2万円、上昇ピッチはやや早すぎるものの、過熱感は特にない

日経平均週足と26週移動平均線、移動平均からのかい離率の推移
2012年10月1日~2015年4月10日


(マーケットスピードより楽天証券経済研究所が作成)

 日経平均が26週移動平均線からどれだけ上にかい離しているか見ることによって、相場の過熱感を測ることができる。短期的な上昇が早過ぎた2013年5月(上のグラフで赤の矢印をつけたところ)では、かい離率は30%に達した。

 この時は、米FRB(中央銀行)の議長だったバーナンキ氏が「将来、金融緩和の縮小が必要になる」と語っただけで、世界中の株が急落した(バーナンキショックと命名されている)。世界的に株式相場が過熱していて、ちょっとしたきっかけがあれば、急落しかねない状況にあったといえる。

 その後、日経平均は上昇が続いているが、移動平均線からのかい離率が2013年5月ほど高まることはなかった。4月10日時点ではかい離12%であり、過熱感があると言うほどの高さではない。

日経平均の上昇率が、NYダウの上昇率より高い状況が継続

 米国の景気や企業業績にやや減速感が出ている。1~3月の主要企業のEPS(一株当たり利益)は、前年比でマイナスの観測も出ている。それでも、FRBは今年利上げを実施する方針は崩していない。こうした背景から、NYダウは上値が重くなっている。

 一方、日本の景気、企業業績はこれから回復に向かう見込みだ。原油安や円安が追い風となる。それでもインフレ率が上昇しなくなっているため、日本銀行が異次元緩和をやめることは考えにくい状況だ。

 このように、企業業績のモメンタムと金融政策の方向性が、グローバル投資家にとって、ともに米国株よりも日本株を選好しやすい状況を作り出している。それで今年に入り、日経平均のNYダウに対するアウトパフォーム幅が拡大しており、当分、この傾向が続くと予想される。

日経平均とNYダウの動き比較:2013年1月~2015年4月10日


(注:2012年末の値を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成)

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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