エムオーテックスは4月13日、ソフトウェア資産管理(SAM)の国際基準であるISO/IEC 19770-1に準拠したSAM体制構築支援や、ソフトウェアライセンス調査票の記入支援などを行う「ソフトウェア資産管理(SAM)ソリューション」の提供を開始した。
同ソリューションは、ソフトウェアの利用実態把握を行う同社の既存サービス「SAM診断サービス」のメニューを拡張したもの。(1)SAM体制構築、(2)ライセンス監査・調査対応、(3)現状把握・リスク診断、(4)ソフトウェアに関する教育を提供する。
SAM体制構築サービスでは、台帳システム「Asset RADAR」(兼松エレクトロニクス製)または「SARMS」(ラクソル製)と、インベントリツール「LanScope Cat」(同社製)を併用。台帳システムに登録された情報と、インベントリツールが収集した資産情報を自動照合し、差分を出力する。
ライセンス調査の支援として、メーカーの調査票回答に必要な情報の確認方法のレクチャー、および調査票への記入サービスを提供する。調査に際しては、情報収集ツールとしてLanScope Catの製品版を無償貸与する。また、監査支援では「代理人サービス」と「後方支援サービス」の2通りのプランを用意。メーカーからの監査レターが来た場合に、代理人サービスでは、同社契約の専門家が代理人となってメーカーと直接交渉する。後方支援サービスではメーカーとのやりとりに関するアドバイスを行う。
現状把握・リスク診断では、情報収集目的で無償貸与するLanScope Catを用いた利用ソフトウェア分析やソフトウェアの過不足分析のほか、SAMAC(ソフトウェア資産管理評価認定協会)のコンサルタントによるSAMの簡易成熟度診断などを実施する。