Microsoftは米国時間5月4日から開催するイベント「Ignite」で、「Exchange Server 2016」を披露する計画だ。
同社は4月15日付のブログで、Exchange Server 2016のオンプレミス版を2015年後半にリリースする計画だとしている。「個人の生産性、チームコラボレーション、情報ガバナンス」などの面で新技術が採用されているという。
ブログによると、Exchange Server 2016の特徴は以下のようになるという。
- ドキュメントコラボレーションに新しいアプローチを用い、リンクを送信して、添付ファイルのバージョンを気にすることなく共同作業をすることが容易に
- 検索が高速かつスマートに。ユーザーは受信ボックスやカレンダーの中から必要な情報をすぐに得られる
- インプレース電子情報開示(eDiscovery)の検索性能と信頼性を大きく改善
- 拡張性を改善し、Mail、Calendar、Contacts向けの新しいRESTベースのAPIにより、Webやモバイルの開発を簡素化
これらExchange Server 2016で加わる新機能の多くは、「Exchange Server 2013」のリリース以降に「Exchange Online」「Office 365」を利用するビジネス顧客にすでに提供されているとMicrosoftは記している。同社が進めているクラウドファースト戦略を考えると驚きではない。
新機能を試してみたいExchangeユーザーは、オンプレミス向けのTechnology Adoption Programに参加できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。