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昨年4月に話題になった「5月に売り逃げ」は今年も当たるか?

ZDNet Japan Staff

2015-04-21 10:50

 4月20日の日経平均は18円安の1万9634円だった。先週末(17日)のNYダウが279ドル安の1万7826ドルであったことが嫌気された。最近、NYダウに調整色が出つつあることを受けて、日経平均も上値が重くなっている。

 ただし、20日のNYダウは208ドル高の1万8034ドルと反発した。中国の追加金融緩和を好感した。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、21日の日経平均は上昇して始まる見込みだと話す。

昨年4月に話題になった米国の相場格言「Sell in May and Go Away(5月に売り逃げ)」は、今年は当たるか?

 2014年4月に「5月に売り逃げ」が盛んに語られた。なぜかと言うと、2010~2013年の4年間、NYダウはほぼ格言通り、5月に下がっていたからだ。まず、それをグラフで見てみよう。

NYダウ:2011年・2010年の動き


 2010年と2011年は2年続けて、5月にNYダウが下がった。

NYダウ:2013年・2012年の動き


 5月の下げが一番強烈であったのは2012年だ。4月まで世界中の株が一斉に上昇する強気相場が続いていたが、5月になって当時米FRB議長であったバーナンキ氏が「将来、金融緩和の縮小が必要になる」と発言すると、NYダウを含め世界中の株が暴落した。「Sell in May」恐るべし、と世界中に印象つけた。

 2013年は4月辺りから「Sell in May」が意識されて神経質な動きとなったが、5月前半まで株が下がらず「今年は大丈夫か」というムードになりかかったところで、5月後半からNYダウが大きく下がった。「Sell in May」恐るべしの印象を強めた。

 こうなると「Sell in May」の話題性はとても高まる。2014年4月になると、5月に相場が下がって当然のようなムードが一時広がった。その結果、どうなったのだろうか? 以下をご覧いただきたい。

NYダウ:2014年と、2015年(4月20日まで)の動き


 2014年5月のNYダウは順調な上昇相場となった。みんなが「Sell in May」を話題にして大騒ぎしたのに、見事に外れたので「Sell in May」の権威は失墜した。

 そのおかげで、今年は4月になるのにあまり「Sell in May」を話題にする人がいない。昨日のNYダウ反発で底割れ懸念も一旦払しょくされた。

 それでも、窪田氏は今年の5月のNYダウは、上値の重い展開だという。足元の米企業業績のモメンタムが低下していること、今年後半にアメリカで利上げが見込まれることが、NYダウが上がりにくい環境を作っているからだ。

日本株投資への示唆

 しばらくNYダウは、上値が重いままと考えられている。NYダウの上値が重いと、日本株への外国人投資家の買いは一時的に減る可能性もある。ただし、日本の景気・企業業績はこれから回復色が強まると考えられる。もし5月に日本株が下がる局面があれば、そこは買い場となると判断できる。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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