無料のクラウドストレージが増えてきているにもかかわらず、Dropboxは成長を続けている。MicrosoftとDropboxの提携関係は、一見するとあり得ないように感じられるが実際のところ、「Google Apps」や「Google Drive」を提供しているGoogleという共通のライバルを持つ両社にとって考え抜かれた動きと言えるだろう。
筆者はWindows搭載PC上と、「OS X」が稼働するマシン上でそれぞれ、複数のブラウザを使ってOffice Onlineの機能をテストしてみた。その結果、ブラウザ固有の問題には遭遇しなかったが、Office Onlineのテンプレートから新規ファイルを作成する際に少し煩雑さを感じた。テンプレートの内容を確認するには、いったんファイルを保存し、Dropboxに戻った後、再びオープンする必要があるのだ。ただ、これはウェブアプリ側ですぐに修正できる類の問題だろう。
Dropboxのユーザーにとって、Officeドキュメントの閲覧と編集ができるというのは大きなプラスだ。また、DropboxのファイルからOfficeプラットフォームを使用できるようになったことで、Dropboxを活用している層がOfficeに流れ込んでくる新たな波が起きるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
