Microsoftは米国時間4月23日、同社第3会計四半期決算(3月31日締め)を発表した。予想を上回る内容で、同社のエンタープライズおよびクラウド事業が特に好調だった。
同社の第3四半期売上高は前年同期比6%増の217億3000万ドル、純利益は49億8000万ドル(1株あたり利益は61セント)だった。ウォール街の予想は、売上高210億6000万ドル、1株あたり利益51セントだった。
Microsoftの今回の業績結果には、Nokia携帯端末部門に関連する1億9000万ドルの再編費用が含まれている。通貨の為替変動を考慮しない場合、Microsoftの売上高成長率は9%だった。
部門別では、最も注目に値するのはMicrosoftのエンタープライズクラウド部門で、売上高のランレートは63億ドルとなっている。Amazonも、同社第1四半期のAmazon Web Services(AWS)の業績データを報告しており、AWSの売上高は15億6600万ドル、営業利益は2億6500万ドルだった。
MicrosoftとAWSがともにこれ以上成長しないと仮定すると、両社のエンタープライズクラウド部門の規模はほぼ同じということになる。AWSの第1四半期売上高を年換算すると62億6000万ドルになる。
Microsoftの業績結果に話を戻すと、デバイスおよびコンシューマー部門の売上高は8%増加して90億ドルとなった。「Surface」の売上高は前年同期比44%増の7億1300万ドルだった。また、「Lumia」スマートフォンの販売台数は860万台だった。
コマーシャル部門の売上高は前年同期比5%増の128億ドルだった。サーバ製品およびサービスの売上高は、同四半期に12%増加し、クラウドの売上高は106%増加した。
ここに示す結果からわかるように、エンタープライズ部門がMicrosoftの業績を牽引している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。