チームスピリットは4月27日、マイナンバーの収集や保管、管理機能と統合基幹業務システム(ERP)への連携機能を提供するSaaS「TeamSpirit MN」の提供を10月から開始すると発表した。価格は未定。
TeamSpirit MNは、社会保障や税番号制度の対応で必要となるマイナンバーの収集や保管、管理機能とERPへの連携機能を提供するサービス。個人番号関係事務実施者が利用することを想定し、マイナンバーの台帳として登録、管理できる。パートタイマーやアルバイトを含む全従業員とその扶養家族のマイナンバーを収集、登録し、継続的に管理する作業が効率化できるとした。
TeamSpirit MNには保管された番号データを他システムで利用するためのAPIが装備され、社会保障と税関系に関わる基幹システムからAPIを呼び出すことで最新の個人番号を取り込める。このため、基幹システムが分散している場合でも個人番号を一元的に管理できる。
TeamSpirit MN利用イメージ
同社が提供するSaaS型勤怠管理「TeamSpirit」と連携できるほか、TeamSpirit MNだけで利用することもでき、その場合は通知カードや本人確認書類は現物の提出を受け、個人番号関係事務実施者が登録する。
TeamSpiritと連携した場合、本人の入力による個人番号収集と更新が可能となり、多拠点で活動される企業や社員数の多い企業では大幅に業務効率を向上できるとしている。
TeamSpirit MNとTeamSpiritはPaaSにSalesforce.comの「Force.com」を採用しているという。