富士通は4月24日、海外拠点への統合基幹業務システム(ERP)導入の迅速化と低価格化を実現するため、「FUJITSU 業種ソリューション for Microsoft Dynamics AX」として、新たに3種類のサービスを同日から提供すると発表した。
MicrosoftのERPパッケージ「Dynamics AX」向けに、海外拠点でニーズの高い業種、業務に対応した「販社・サービス会社ソリューション」「コスト管理・分析ソリューション」「自動車サプライヤソリューション」を提供する。
これらのサービスを、オンプレミスだけでなく、「Microsoft Azure」の最新機能を利用できる富士通のPaaS「FUJITSU Cloud A5 for Microsoft Azure」上で展開する。
顧客は、海外ビジネスで多様化する要望に、迅速かつ柔軟に対応するERPを構築できる。
富士通は、2014年に日本マイクロソフトとERP領域の国内アライアンスを締結。多くの顧客にDynamics AXのライセンス販売、システム構築を実施してきた。
今回、アジア諸国を中心にビジネスをグローバル展開する顧客のビジネス環境やICTポリシーに合わせ、3種類のソリューションとクラウド環境を用意した。
日本企業が海外拠点でのビジネスを素早く立ち上げるため、各拠点に合わせた迅速かつ小規模なシステム構築や、現地の体制を考慮した運用負荷軽減などへのニーズが高まっているとのこと。