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成長株と割安株の両方の流れに乗る両刀使いが理想

ZDNet Japan Staff

2015-04-28 10:59

 日経平均株価は、目先、大きくは上へも下へも動きにくくなっています。ところで最近、大手銀行株の値上がりが目立つなど、バリュー(割安)株の見直しが進んでいます。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、この流れはしばらく続くと見ているという。

成長株相場と割安株相場は循環する

成長株相場と割安株相場、イメージ図


(楽天証券経済研究所が作成)

 投資家の約6割は成長株派と考えられる。成長性の高い株に投資することを好み、成長性の低い株には投資したくないと考える傾向がある。そういう投資家にとって、上のイメージ図にあげた「成長株相場」は、わかりやすい相場だ。

 ところが、株式相場はいつも単純に成長性の高い株の上昇率が高くなるわけではない。30%しか増益しない成長株の株価が2倍になるような行き過ぎが続くと、その後、反動で成長株は売られる。

 その局面で、これまで堅実経営でも人気がなく、株価上昇率の低かった銘柄が見直されて買われることがある。これが、「割安株相場」だ。なぜ、成長株が売られ、成長性の低い株の上昇率が高くなるのか、割安株相場で起こることは、成長株派にはわかりにくいといわれる。

 長期的に見れば、成長株の方が上昇率が高い事実は変わらない。ただ、成長株の上昇と割安株の安値放置は、しばしば行き過ぎる。そうなると株価バリュエーションの調整が必要になり、割安株相場が起こる。

 さて、割安株相場が分かりにくいと言ったが、それは、あくまでも成長株派から見た場合だ。投資家には、派手な成長株相場にはついていけず、ついつい出遅れの割安株ばかり好んで買うタイプの投資家もいる。割安株派だ。割安株派から見ると、成長株ばかり買われる成長株相場こそ理解しにくく、出遅れ株が見直される割安株相場になって、ホッとするということがある。

成長株の流れにも、割安株の流れにも自然に乗れるのが理想

 読者の皆様は、成長株派、割安株派、どちらだろうか?一般に、成長株派は6割、割安株派3割と考えられる。

 それでは、残り1割は何だろう。両刀使いだ。成長株と割安株の流れ、どちらにも自然に乗っていけるタイプだ。株式投資で上級を目指すならば、このタイプを目指すべきだ。サッカーで言えば、右でも左でも巧みなシュートを打てるタイプが理想的だ。

 もし、銀行株やNTTグループ株のような成長性の低い株に長期投資するのは「ばかげている」と考えるようだったら、あなたは、成長株派かもしれない。株価バリュエーションが高いネット株やバイオ株に投資することを「ばかげている」と考えるようだったら、あなたは、割安株派の可能性が高いといえる。

 成長株派の方は割安株の、割安株派の方は成長株の投資の面白さも理解できるように努力した方がいいだろう。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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