編集部からのお知らせ
新着PDF集:データセンターの省電力化
「これからの企業IT」の記事はこちら

米GDPが急減速--自信を取り戻しつつある日本企業 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2015-04-30 11:34

・実質無借金になる企業が増加

 日本にはこれまで借金返済を優先するために株主への利益配分に消極的な企業がたくさんあった。近年、日本企業の財務内容は著しく改善し、実質無借金も増えている。借金が少なくなるにつれ、日本企業はキャッシュフローの使い道として、株主の利益配分を重視するようになっている。

・日本版スチュワードシップコード策定

 政府が旗振りをして、企業統治改革を進めている。政府の策定した日本版スチュワードシップコード(責任ある機関投資家の諸原則)を受け入れる機関投資家が増えた結果、株主の利益を無視する経営には、議決権行使で機関投資家から「NO」が突きつけられる時代になった。

 最近話題になっているのは、ROE(自己資本利益率)が低すぎる企業の経営陣再任に、否定票が投じられるようになってきたこと。自社株買いでROEを引き上げる企業が増えてきた背景には、こうした機関投資家からの企業統治圧力の増加も影響している。

 公的年金(GPIFなど)が日本株を大幅に買い増す時代になっている。将来の年金支払いを増やすために、公的年金からも株主配分を高める要求は強まると考えられる。

(3)自信を取り戻しつつある日本企業

 2015年3月期の決算発表が佳境を迎えていり。投資家の関心は、終わった期の実績よりも、新年度(2016年3月期)の予想に向かっている。今のところ、新年度の予想は保守的(低め)な発表が多くなっている。

 ただ、それでも決算説明会を聞くと、先行きに経営陣の自信を感じさせる発表が増えている。リーマンショック以降に続けてきた構造改革に、円安、原油安の追い風が加わって、国際競争力を取り戻している企業が増えているからだ。NEC(6701)、川崎重工業(7012)、アイシン精機(7259)、安川電機(6506)、日本電産(6594)など、将来に自信を持つ企業が増えていると感じる。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]