NTTデータ2014年度決算、増収増益--グローバル事業の売り上げ伸びる

怒賀新也 (編集部)

2015-05-08 19:31

 NTTデータは5月8日、2014年度(2014年4月~2015年3月)連結決算を発表した。売上高は対前年度比で12.5%増の1兆5118億円、営業利益は同34.2%増の840億円、経常利益は同25.4%増の779億円、税引き後の当期利益は同38%増の321億円と増収増益だった。

 主力の公共、金融事業が、既存大型システムの規模拡大や新規顧客増によって増収。不採算案件の減少で利益も増加した。またグローバルビジネスの売上高が50%近く伸びた。

 また、2015年度の業績予想では、売上高が2014年度と比較して1.9%増の1兆5400億円、営業利益は同19%増の1000億円、当期純利益は74.2%増の560億円を予想している。

 2012年度から2015年度の中期経営計画では、売上高目標として1兆5000億円を掲げており、この目標は2014年度に達成。もう1つの数値目標であるEPS(1株あたり利益)については200円の目標に対して、2014年度は114.6円。2015年度の予想として、ほぼ目標通りの199.64円になると予想している。

 具体的には中期経営計画の通り、「新規分野拡大、商品力強化」「グローバルビジネスの拡大」「(グループとしての)全体最適の追求」という大きく3つの取り組みに注力するとしている。

マイナンバー事業に注力

 2014年度の業績をセグメント別に見ると、売上高構成比で44.1%を占めた「パブリック&フィナンシャル」(公共、金融)は、対前年度比2.4%増の7391億円。利益は15.1%増の641億円だった。マイナンバー対応事業で、中核となる新規システムや国の既存のシステムの更改など、複数の案件を受注した。マイナンバー事業は民間企業向けにも広がっているとのこと。

 「グローバルビジネス」の売上高は同47.7%増の4645億円と大幅増。売上高構成比は前年の20.8%から27.7%に伸びた。2014年1月29日に100%子会社化完了を発表したスペインのeveris Groupが連結対象になったことが影響した。なお、everisの売上高は買収発表時に5億9100万ユーロ。一方、利益は同21.5%減の77億円減だった。連結対象企業の増加と既存子会社の規模拡大、円安の影響により売上高は大幅に増加したが、利益はマイナスだった。想定想定為替レートは、期初である2014年4月時点での102円に対して、通期は109円で推移したため、概算で7円のプラス要因となった。2015年度は、利益のマイナス幅が57億円減少し、20億円の赤字を予想している。

 ドイツのDaimlerとグローバル規模でERPシステムの開発、運用に関する複数年のパートナー契約を結んだことを挙げ、グローバルで自動車業界向けの事業拡大を目指すとしている。

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