ゴールデンウィーク期間中に海外で報じられた主なセキュリティニュースをまとめて紹介する。
- Netflixが社内で開発した「FIDO(Fully Integrated Defense Operation)」をオープンソースとして公開した。セキュリティ関連のアラートとインシデントを管理できるツールだ。
- Microsoftが2003年より毎月第2火曜日にパッチを配信している「定例パッチ」を終了するのだろうか。同社が新しいアップデートサービス「Windows Update for Business(WUB)」を発表した後で、このような憶測がでている。
- 米内国歳入庁(IRS)が悪意あるハッキングによるID窃盗の急増に対応すべく、専門部門を新たに立ち上げた。
- Appleが米国時間5月6日に「Safari」の複数のセキュリティバグのパッチを配信した。悪意あるWebサイトを利用してシステムを乗っ取る可能性のあるものなど、複数のバグを修正するもので、Safariのバージョンは8.0.7、7.1.6、それに6.2.6だ。Macユーザーは、アップデート通知がないかをチェックしておこう。
- Appleのセキュリティプログラム「MacKeeper」に対して集団訴訟が起こった。顧客に対し、セキュリティ脅威を大げさに示すことで購入を促したというのが原告側の主張だ。
- 米国政府が「サイバーミッション隊」と称して、約6200人からなるチームを結成している。軍職員、一般職員、および契約職員で構成されるもので、軍や防衛関連のサポートを行うという。
- Lenovoが自社マシンのユーザー向けにパッチを配信した。セキュリティ専門家によると、この脆弱性を悪用して、ハッカーが信頼できるアプリを悪意あるアプリに置き換えることができるという。
- Rombertikマルウェアについて、Cisco Systemsのセキュリティチームが詳細な調査結果を発表した。それによると、同スパイウェアは複雑なシステムで「曖昧化のための複数のレイヤーと分析対策機能」を備えるとのことだ。
- Kim Dotcom氏が設立したプライバシーサービスのMegaの裏口上場が失敗した。同社はニュージーランド証券取引所への上場を目的に、シェルカンパニーのTRSによる買収を目指していたが、5月6日、株主の承認を得られなかったことを発表した。
- 最近のWordPressのサイトにデフォルトでインストールされている「Twenty Fifteen」のテーマとプラグインに、重大なクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が発見されたとセキュリティ研究者が警告した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。