ゴールデンウィーク中にニュースから遠ざかっていた読者のために、ここ1週間の「iOS」関連ニュースをまとめてご紹介する。
EU圏で「iPhone」が「Android」の市場シェアを侵食
2015年の第1四半期は、EU主要国であるイギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペインでAppleの最新型iPhoneが販売台数を伸ばし、Androidの市場シェアを侵食した。スマートフォン市場におけるAppleのシェアは20.3%に拡大した一方、Androidのシェアは3.1%減の68.4%となった。この数字は、Androidユーザーが「iPhone 6 Plus」への乗り換えを始めたことを示唆している(米CNET)。
iPhone 6 Plusがファブレット市場の成長を牽引、タブレット市場に影響
タブレット市場が縮小を続ける一方で、ファブレット市場はiPhone 6 Plusに牽引され着実に拡大している。2015年の第1四半期には、米国内で販売された全スマートフォンの21%をファブレットが占める結果となった。このファブレット販売台数の44%をiPhone 6 Plusが占めて圧倒的優位につけており、米国の消費者による同製品への人気ぶりがうかがえる。また、iPhone 6 Plusはスマートフォン市場で猛威を振るうだけに止まらず、タブレット市場も目に見える形で侵食している(PC Magazine)。
iOS版「Kindle」アプリの最新バージョンでバッテリ過剰消費の可能性
米ZDNetの報道によると、iOS版のKindleアプリがiPhoneと「iPad」のバッテリを猛烈な勢いで消費する可能性があるという。同アプリは米国時間4月15日にアップデートされたが、問題が報告され始めたタイミングから考えて、急速なバッテリ消費はこのアップデートが原因となっている可能性が高い。Amazonは米ZDNetの取材に対し、まだ問題の原因は特定できていないものの、できるだけ早く修正版を提供する予定だと回答している(米ZDNet)。
iPadの出荷減少は今後も続く見通し
iPadのサプライチェーン内部の情報筋によると、同製品の出荷台数は当面、減少を続けると予想されているという。iPadの出荷台数はすでに5四半期連続で減少しており、この傾向は部品サプライヤーにも影を落とし始めている。先日には、Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏も、iPhone 6 PlusがiPadのシェアを侵食していることを認めた(Cult of Mac)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。