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脱Excel、インメモリBIで本業に集中--日本能率協会コンサルティング - (page 2)

岡田靖 怒賀新也 (編集部)

2015-05-12 07:00

事前定義なしに都度検索をかけられる

 QlikViewは、こうした分析作業に伴う課題を解消するために導入された。現在ではサーバ上で運用し、数人のコンサルタントが利用している。

 「実は以前、他のビジネスインテリジェンス(BI)ツールを使ったこともありますが、使う前に全て自分で設定しておかないといけないなど、手間が多かったせいか定着しませんでした」と加賀美氏は評価している。

 QlikViewは、独自の優位性として強調する「連想技術」により、インメモリ処理の高速性を基盤に、データベース全体に対してユーザーが必要に応じて都度検索を投げ掛け、分析結果をすばやく得られる。一般に、BIソフトウェアにかかる分析処理は負荷が大きいため、スムーズに分析内容を参照するためには、事前に検索要件を定義しておく必要がある。

JMAC サプライチェーン革新センター コンサルタント 小野甫氏
JMAC サプライチェーン革新センター コンサルタント 小野甫氏

 加えて、導入を支援した日立INSソフトウェアがテンプレートを用意しているため、顧客データを当てはめていくだけで準備できるようになった。データ整理に要する期間は1週間程度に短縮され、2週目には実際の分析を開始できるようになったとのこと。

 なお、導入に際しては、ハンズオン形式の集合教育を1日受講した。もともと、データ整理や分析の知識を持つユーザーであることから、ツールとしての使い方を習得するために行われた。さらに、QlikViewには無償で利用できる「パーソナルエディション」もあり、これを各自で試したりもしたという。

 「メンバー全員がExcelを使いこなしているユーザーです。QlikViewは関数の扱い方などでExcelに似た点があり、親和性は高いと感じます。機能面で皆が気に入った点は、Excelで作成できなかった面積グラフや、同じくExcelで面倒だった散布図などですね。“どう理解してもらうか”がわれわれの仕事ですから、見せ方のバリエーションが増えるのは嬉しいことです」(小野氏)

 顧客と一緒に分析結果のグラフを見ながら仮説を立てては修正していく作業も、その場で素早く実施できるようになった。

「製品別の粗利を事業部別に見たい」といったデータもその場で参照できる
「製品別の粗利を事業部別に見たい」といったデータもその場で参照できる

 「例えば“同じグループや同じタイプの品で、大きさだけ違うものは材料の重さで価格が決まるのではないか”と仮説を立てたら、その軸でパラメータを分析し、グラフを作って確認します」(小野氏)

 こうした図を顧客と一緒に見ながら議論し、別の要素を考慮した方が適切ということになれば、それを反映して分析し、グラフを作成しては見ていく。Excelを使っていたころはこの修正に30分ほども時間を費やしていたが、QlikViewではその場で簡単にグラフの修正ができるようになった。

 同じ2時間の打ち合わせでも、正味2時間を議論に使えるようになったとのこと。「対応が早いと顧客にも喜ばれます」と小野氏。

 現場だけでなく、経営層を相手にプレゼンする際にも、カテゴリ別に集計された図から特定の品物にフォーカスしていく様子などを、その場でグラフを切り替えていくことで分かりやすく説明できるようになったという。

 ミーティングの時間を効率的に使えるようになったことで、同じ期間の作業でみればより多くのアイテムを分析できるようになり、スピード感が増したとしている。

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