Microsoftが「Dynamics CRM」の春のリリース「CRM 2015 Update 1」(開発コード名:「Carina」)と「Dynamics Marketing 2015 Update 1(同「Spica」)」の一般提供を開始した。
春のCRMアップデートは「CRM Online」ユーザーのみに向けたものとなる。Microsoftはこのリリースで導入した機能の一部を年末までにオンプレミスのCRM顧客にも提供する計画だ。
CRM 2015 Update 1の新機能としては、「Outlook」内でのレコードの発見やナビゲーションを容易にする新しいOutlook向けアプリ、「OneNote」の埋め込み、Dynamics CRM内で直接「Excel」を利用できる機能などがある。また、再設計したモバイルアプリ「CRM for phones」(「iPhone」「Android」「Windows Phone」向け)も加わっている。
「Dynamics Marketing」では、新しい電子メールマーケティング、リード管理、キャンペーン管理の強化などの機能があり、全体の性能と管理も改善したという。
Microsoftはこれらの春のリリースの一部として、ライセンス面でも変更を加えている。
Microsoftの幹部は先週、2014年1月に買収したカスタマーケア製品ベンダーのParatureの統合を完了したことを明らかにした。これにより、Paratureのナレッジベース技術に基づく「Integrated Knowledge Management」はDynamics CRM Onlineのケース管理インターフェースの一部となった。Paratuteのナレッジマネジメント機能は、ウェブポータルとして「CRM Online Essentital」以上の顧客全てにも提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。