Adobe Systemsは米国時間5月13日、「Flash Player」「Reader」「Acrobat」の3製品を対象とする大規模なセキュリティアップデートをリリースした。計52件の脆弱性を修正するもの。
最新のパッチは「Windows」、Mac、Linuxに対するもので、「攻撃者が感染したシステムを乗っ取ることを可能にするおそれのある脆弱性」の修正が含まれるという。
関連するのは、「Adobe Flash Player 17.0.0.169」とそれ以前、同13.0.0.281とそれ以前の13.x系、同11.2.202.457とそれ以前の11.x系、「AIR Desktop Runtime 17.0.0.144」とそれ以前、「AIR SDK」「SDK & Compiler」の17.0.0.144とそれ以前で、今回のリリースですべてパッチが適用されることになる。
Flashのセキュリティ問題は、遠隔からコードの実行が可能になる可能性のある脆弱性が中心だ。今回のアップデートでメモリ破損の脆弱性、ヒープオーバーフローの問題、整数オーバーフローの脆弱性、型混合の脆弱性、解放済みメモリ使用の脆弱性などに対応する。
Adobe ReaderとAcrobatのアップデートは、Adobe Reader XI(11.0.10)とそれ以前の11.x系、 Adobe Reader X(10.1.13)と以前の10.x系、Acrobat XI(11.0.10)とそれ以前の11.x系、Acrobat X(10.1.13)とそれ以前の10.x系が関連する。Adobe Acrobat Reader DCは今回のセキュリティアップデートの対象外だ。
ReaderとAcrobatも、コード実行につながる深刻な脆弱性が修正されている。解放済みメモリ使用の脆弱性、ヒープベースのバッファオーバーフロー問題、バッファオーバーフロー問題、メモリ破損の脆弱性などの修正が含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。