Oracleと、OpenStack関連のソフトウェアやサービスを手がける企業Mirantisは米国時間5月15日、OpenStackをベースにしたプライベートクラウド上で「Oracle Database 12c」をより容易に、かつ迅速に設定できるようにするために提携したことを発表した。
Oracleによると、Oracle Database 12cと「Oracle Multitenant」が同社のアプリケーションとして初めて、OpenStackのアプリケーションカタログ「Murano」に登録されることで、これら製品のOpenStackとの深い統合が示されているという。
両社によると、近々リリースされる「Mirantis OpenStack 6.1」で利用可能となる、この統合に向けた取り組みの成果により、開発者はOpenStackから「Oracle Solaris」上の「プラガブルデータベース」(PDB)のプロビジョニングができるようになるとともに、アプリケーションはOpenStack内で新しい、あるいは既存のPDBにアクセスできるようになるという。
さらにOpenStackアプリケーションは、Oracleのソフトウェア・イン・シリコン(Software in Silicon)テクノロジの持つセキュリティ機能とパフォーマンス機能も利用可能になる。なお、このテクノロジは近々登場する「SPARC M7」プロセッサ上で稼働するOracle SolarisのOracle Database 12cをベースにしたシステムで提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。