日経平均2万円でも日本株は割安、長期国債は割高

ZDNet Japan Staff 2015年05月19日 10時41分

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 今期(2016年3月期)の業績予想がほぼ出揃った。日本企業は保守的(低め)に予想を出す傾向があるが、それでも主要企業718社で約10%の経常増益が見込まれている。なお、市場予想(アナリストの予想平均)では、約14%の経常増益が見込まれている。

 会社が予想する利益を前提として計算した、東証一部上場株式の平均PER(株価収益率)は17倍だ。日経平均採用銘柄だけで計算すると平均PERは16倍だ。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、PERから見て日本株は割安と判断できるという。

平均PER17倍の意味

 PER17倍とは、株価が1株あたり利益の17倍で評価されているという意味だ。この倍率が小さいほど株価は割安といえる。日本株は、かつて平均PERで20~25倍まで買われていた。PER17倍に低下した今、日本株は割安と見られている。

 PER17倍は益利回り約5.8%と同じだ。

PERと益利回りの関係


 日本株を株価1000円の株にたとえると、PER17倍ならば、1株あたり利益は約58円ということになる(上の図の黄色の部分)。58円×17倍=1000円だからだ。

 1000円の投資に対して、1年で58円の利益が得られるので、益利回り(利益÷株価)は5.8%になる。つまり、PER17倍は益利回り5.8%と同じことになる。

益利回りと配当利回りの関係


 日本企業は、現在、連結純利益の約30%を配当金として株主に支払っている。利益の30%を配当に回している状態を配当性向30%という。

 東証一部を1000円の株に例えると1株あたり利益は58円だった。配当性向30%で1株あたり配当金は約17円になる。したがって、配当利回りは1.7%となる。これが、日経平均約2万円での日本株の平均的イメージだ。

 長期金利が0.375%まで下がった今日、日本株の配当利回り1.7%は魅力的だ。

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