日本株は金融相場と業績相場の混合で上昇続く

ZDNet Japan Staff 2015年05月20日 10時36分

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 5月19日の日経平均は136円高の2万26円と、再び2万円を回復した。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、欧米で長期金利が反落したことを好感して、NYダウが最高値を更新し、つれて日本株への外国人買いが復活する要因となったという。

金融相場続く

 株の上昇を引き起こす要素が2つある。

  1. 企業業績の拡大
  2. 金利の低下

 業績主導で株が上がる相場を「業績相場」という。それに対して、金利の低下を主因として株が上がる相場を「金融相場」という。最近欧州や中国の株式は、金融相場の様相を強めている。金融政策の変更や金利の上下が株に与える影響が大きくなっている。

ドイツ株は典型的な「金融相場」

DAX指数とドイツ長期金利の動き:2015年1月2日~5月18日


 DAX株価指数の年初来の動きは、ほぼ長期金利で説明できる。

  1. 長期金利低下を受けて、株も上昇が続いた
  2. 長期金利の急上昇を受けて、株が下落した
  3. 長期金利が反落したことを受けて、株が反発した

 2014年後半から欧州景気の落ち込みが目立つようになった。さらに原油の急落もあり、欧州のデフレ色が強まった。これを受けてECB(欧州中央銀行)が大規模追加緩和を実施し、ドイツの長期金利は4月に0.1%割れまで低下した。

 ところが、1~3月から欧州景気はドイツ中心にやや持ち直した。4月になってドイツ景気の持ち直しがわかるにつれて、ドイツの長期金利が急上昇し、DAXが調整した。足元は、ドイツ金利の反落を受けて、DAXが再び上昇している。こうした金利変動を受けた一連のDAXの動きは、典型的な金融相場といえる。

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