セールスフォース、「Community Cloud」の新機能を発表--Google Driveとの連携など

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-05-22 10:14

 Salesforceは米国時間2015年5月21日、同社の「Community Cloud」のアップデートを発表した。このアップデートには、レコメンデーションの改善、素早くコミュニティを作成するツール、「Google Drive」との連携などの追加機能が含まれている。Salesforceは顧客、従業員、パートナーを結ぶ「結合組織」としてコミュニティを重視している。

 重要なアップデート内容は次のようなものだ。

  • 「Targeted Recommendations」(ターゲット型レコメンデーション):構造化データと非構造化データの両方を分析して、各メンバーにもっとも適切なコンテンツやファイルを提示するアルゴリズムを使用する。コミュニティマネージャーがグループや個人にコンテンツを提示することもできる。
  • 「Lightning Community Builder and Templates」(高速コミュニティビルダーおよびテンプレート):開発者やITスタッフではないビジネスユーザーもコミュニティを作成することが可能。カスタマイズされた、モバイル用のコミュニティも作成できる。
  • 「Salesforce Files Connect for Google Drive」(Google Drive向けSalesforce Files Connect):コミュニティメンバーがGoogle Driveのあらゆるファイルを共有し、協調作業を行える。Salesforceはこれまでも、BoxやSharePointなど、さまざまなファイルレポジトリを利用可能にしている。

 これらのアップデートは既存のCommunity Cloudのライセンスに含まれており、価格の変更はない。すべての新機能はすでに利用可能になっており、2015年後半にはさらに機能が追加される予定だという。




この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  2. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  3. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]