Salesforceは米国時間2015年5月21日、同社の「Community Cloud」のアップデートを発表した。このアップデートには、レコメンデーションの改善、素早くコミュニティを作成するツール、「Google Drive」との連携などの追加機能が含まれている。Salesforceは顧客、従業員、パートナーを結ぶ「結合組織」としてコミュニティを重視している。
重要なアップデート内容は次のようなものだ。
- 「Targeted Recommendations」(ターゲット型レコメンデーション):構造化データと非構造化データの両方を分析して、各メンバーにもっとも適切なコンテンツやファイルを提示するアルゴリズムを使用する。コミュニティマネージャーがグループや個人にコンテンツを提示することもできる。
- 「Lightning Community Builder and Templates」(高速コミュニティビルダーおよびテンプレート):開発者やITスタッフではないビジネスユーザーもコミュニティを作成することが可能。カスタマイズされた、モバイル用のコミュニティも作成できる。
- 「Salesforce Files Connect for Google Drive」(Google Drive向けSalesforce Files Connect):コミュニティメンバーがGoogle Driveのあらゆるファイルを共有し、協調作業を行える。Salesforceはこれまでも、BoxやSharePointなど、さまざまなファイルレポジトリを利用可能にしている。
これらのアップデートは既存のCommunity Cloudのライセンスに含まれており、価格の変更はない。すべての新機能はすでに利用可能になっており、2015年後半にはさらに機能が追加される予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。