また、Office Nowは、ユーザーが「明日に関する情報」を知ることや、移動を伴う予定の一覧を見ることを可能にもすることが@h0x0dの情報から明らかになっている。「カード」形式により不在通話などが表示されるという。また、「Revolve」アプリ(Microsoft Garageのメンバーが開発)へのディープリンクにより、「人に関する情報」が得られるとも@h0x0dは述べている。
(「カード」という言葉はOffice Now以外にも、Flipboardのような「Office 365」向けMicrosoft製アプリ「Delve」で使われている)
Sams氏は、Office Nowが「Windows」だけでなく、「iOS」や「Android」でも利用可能なる予定だと聞いていると述べている。CortanaがiOSとAndroidでいずれ利用可能になると予定だとMicrosoft幹部が述べている事実を考えると、Office Nowのようなヘルパーアプリでも起こり得る話だ。
関連すると思われる事柄をもう1つ余談ながら書いておこう。複数の「パーソナルアシスタント」アプリやサービスの開発がMicrosoft内部で進んでいる可能性があるという話だ。
筆者は最近、Bing関連エンジニアリングで「シニアアプライドサイエンティスト」を探すMicrosoftの人材募集を偶然発見しているが、そこには「パーソナルアシスタンツ」と(複数形で)表現されている。
「CortanaやBing向けに自然言語理解を開発し、Microsoft向けのパーソナルアシスタンツ、生産性、エンタープライズ、そしてエンターテインメント製品の最前線にあるチームに加わることに興味はあるだろうか?当社ユーザーは、頭のなかで考えている作業の完了を助けてくれるパーソナルアシスタントを強く求めている。それらの作業は、カレンダー、移動、さまざまな用事の管理から、おすすめの映画やレストランの提示、ソーシャルでの対話などにわたる。パーソナルアシスタントはユーザーの意図を理解し、作業の完了をどのような言い回しが使われても支援する必要がある。パーソナルアシスタントとの対話は、自然言語によるクエリによって、複数回のやりとりによって実行されるため、これまでのキーワードによる検索クエリと異なる」
Office Nowに関するコメントをMicrosoft関係者に求めているが、まだ得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。