有限責任監査法人トーマツは5月25日、「オムニチャネルマーケティング投資最適化「M-SOS (Marketing Spending Optimization System) for Omni Channel」アナリティクスの提供を同月より開始すると発表した。
デロイトがグローバルで推進するアナリティクスを活用したコンサルティングサービス「Deloitte Analytics」の新サービスとして、日本市場に合わせ日本独自で開発したコンサルティングサービスで、マーケティング投資最適化を図る企業経営を支援する。
独自のアナリティクス手法を用い、マーケティング投資の最適配分や投資変化による売上高インパクトを推計することで、オムニチャネルに適応するために必要な経営視点のマーケティング戦略意思決定を科学的にサポートする。
グローバルにまたがった多くの事例やノウハウ、デロイト トーマツの監査、コンサルティングを通じた業界知識を活用し、データ整備やビジネスインテリジェンスといった過去の業績を理解、評価する支援から、業績管理や将来の見通しを予測するビジネス予測モデリング、企業内外のデータを活用した新規事業、サービス開発支援まで実施する。
新たに提供開始となるオムニチャネルマーケティング投資最適化アナリティクスでは、オムニチャネル化という構造変化を新たなマーケティング投資機会としてとらえ、グループ独自のアナリティクスで支援し、経営観点のマーケティング投資意思決定へとつなげるとしている。
主な特長は以下の通り。
- 経営観点のROI:独自フレームワークを用いて経営戦略をKGI(重要目標達成指標)、KPI(重要業績評価指標)に落とし込み、各マーケティング活動のROI(投資対効果)を算出
- 顧客セグメント単位での最適投資配分:収益を最大化する最適投資配分モデル(マーケティングミックスモデル)を算出
- 投資変化による売上高インパクトを推計:販売予測シミュレーションを行い、投資変化による売上への影響を算出
「オムニチャネルマーケティング投資最適化」アナリティクスの特長