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好調の日本株に急落のリスクはないか

ZDNet Japan Staff

2015-05-28 11:01

 5月27日の日経平均は、35円高の2万472円だった。これで、なんと9営業日連続の上昇となった。最近、読者の方からよくいただく質問が、今日のレポートのタイトル「急落のリスクはないか?」というものだ。

 今日、明日、天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏が、考えられるリスクを書き出して、解説する。

日経平均急落、3つのパターン

 過去の急落局面を見ると、3つのパターンがある。

  1. 相場過熱時に、ちょっとした小さな出来事をきっかけに大きく下がる:2013年5月のバーナンキショックなど
  2. 相場は過熱していないが、突発的な悪材料が海外で起こって世界的に株が急落する:2008年9月リーマンショック・2001年9月米国の同時多発テロなど
  3. 相場は過熱していないが、突発的な悪材料が国内で起こって日本株が急落する:2011年3月東日本大震災など

 今から株が急落すると仮定すると、(2)または(3)のパターンになる。なぜならば、現在、日本株に「やや過熱感」があるが、とりたてて警戒を要するほどのレベルではないからだ。

テクニカルで見ると「やや過熱」しているが、特に警戒を要するレベルではない

 日経平均が短期的に「買われ過ぎか」判断するのに使える、さまざまなテクニカル指標がある。テクニカルでは「やや過熱」しているものの、「はっきり過熱」といえる状態ではない。

  1. 25日移動平均線からの乖離率:2.8%(過熱感なし)
  2. 騰落レシオ(25日移動平均):106.9%(過熱感なし)
  3. サイコロジカルライン:91.7%(買われ過ぎ)

日経平均の日々の動きと、25日移動平均線からのかい離率、サイコロジカルラインの動き:2015年4月27日~5月27日


(注:楽天証券経済研究所が作成)

 サイコロジカルラインとは、過去12営業日で、日経平均が上昇した日数の比率のことだ。日経平均は、過去12営業日で11営業日も上昇している。下がったのは、1営業日だけだ。したがってサイコロジカルラインは11÷12=91.7%となる。これは、とても珍しいことだ。

 通常、上昇相場でも、3日上がれば1日下がるなど、適宜押し目を入れながら上がるのが普通だ。12営業日で11営業日もプラスになるのは、株式市場がややリスクに鈍感になっているともとれる。

 ところが、25日移動平均線からのかい離率でみると、過熱感はない。5月27日まで9営業日連続で日経平均が上昇しているが、毎日の上昇率を見ると、小幅だ。少しずつじわじわと上昇しているために、移動平均線からのかい離率でみると、特に過熱感が出ない。

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