Salesforceは米国時間5月28日、「Wave for Big Data」を発表した。合わせてGoogle、Cloudera、Hortonworks、Informatics、Trifecta、New Relicとの提携も発表した。
Salesforceは将来の成長にあたって、自社の「Analytics Cloud」を活用してさらなる法人顧客の獲得を図っていく戦略だ。
Waveエコシステムにビックデータベンダーを加えることで、「Analytics Cloud」が接続するデータレポジトリを拡大できる。
SalesforceはAnalytics Cloudで、企業の構造化データ、非構造化データ、Hadoopレポジトリと接続し、さらに同製品を営業、サービス、マーケティングなどの分野にも拡大する狙いだ。
Googleは自社の「Cloud Platform」とWaveを接続することで、クリックストリームとアプリ利用に関するデータを顧客情報に結びつけることができるとしている。Waveは接続されたデバイスのようなものから幅広い層にデータをもたらす潜在性がある、とGoogleのクラウドエコシステム担当ディレクターAdam Massey氏は語っている。
ClouderaとHortonworksも、Waveとの接続を提供する。New Relicも自社のソフトウェア分析プラットフォームをWaveと接続する。InformaticaとTrifactaはデータとバックエンドの業務システムとの間の橋渡しをする。
これら提携企業は、Waveはビックデータのフロントエンドおよびアグリゲータとして利用できるとしている。Salesforceによると、Analytics Cloudエコシステムに参加する企業は80社以上に及ぶという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。