Microsoftは米国時間5月29日夜、待望のPC向け「Windows 10」のプレビュー版「Build 10130」を公開した。
この新しいビルドは、Fast(高速)リングを設定している「Windows Insider Program」のテスター向けに公開され、新しいアイコンの追加など、洗練度の向上や小規模な改善に重きが置かれている。
今回のビルドで新たに変更されたその他の点として、ファイルの移動やダウンロードなどのアクション実行時の「Taskbar」アニメーションや、「Start」がさらに微調整されたことなどが挙げられる。Microsoftは「Jump Lists」ユーザーインターフェース(UI)も改善し、Startの新UIのほかの部分と同じようになっている。
「Continuum」(タブレットモードとPCモードを切り替えるMicrosoftのテクノロジ)も微調整され、タブレットモードの挙動が「Windows 8.1」のものと近くなった。今回のビルドでは、「Edge」ブラウザ(本ビルドでも、依然として「Project Spartan」と呼ばれている)で、「Cortana」ペインや「Favorites」ペイン、「Reading list」ペインなど、あらゆるペインをピン留めしたり、それを解除したりすることも可能になった。
今回のビルドでは、PDFに印刷するWindows 10の機能(「Microsoft Print to PDF」と呼ばれるようになった)もテスト利用できるようになっている。
前のデスクトップ版Windows 10のテストビルド(「10122」)には、「Windows 7」およびWindows 8.1からアップグレードするユーザーに影響を及ぼすバグが存在するため、MicrosoftはSlow(低速)リングを設定しているユーザー向けに同ビルドを公開する予定はない、と同社の関係者は新ビルドに関する29日の投稿の中で改めて述べている。
Microsoftは「2015年夏」(パートナーの1社が以前うっかり漏らしてしまったように、具体的には7月下旬)のPC向けWindows 10発売に向けて前進を続けている。
新しいWindows 10のアイコン
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。