Hewlett-Packard(HP)は米国時間6月2日、ラスベガスで開催中の「HP Discover 2015」カンファレンスにおいて、ITインフラ管理プラットフォーム「HP OneView」の新バージョンをはじめとする、コンバージドシステム製品の拡充を発表した。
同社はまた、クラウドオーケストレーション製品である「HP Helion CloudSystem」の最新バージョンの詳細も明らかにした。
同社は、「HP OneView 2.0」においてサーバプロファイル用の新たなテンプレートと、プロファイルのモビリティ機能を追加することでプラットフォームの統合管理能力を向上させようとしている。また同社は、HP Helion CloudSystemのアップグレードによって、サーバプラットフォームの形式をまたがる、ワークロードのマイグレーションや復旧がより容易になったと実感してもらえるようになると期待している。
さらに同社によると、OneView 2.0ではSAN向けの新たな自動化機能や、プロアクティブな監視機能、ガイダンス機能も提供されるため、管理者はSANにまつわる潜在的な問題を洗い出し、業務に影響がおよぶ前に解決できるようになるという。
HPはまた、Arista Networksとの提携も発表。これにより両社は、プライベート、パブリック、ハイブリッドクラウドアプリケーションに対応する、共通の顧客向けの統合リファレンスアーキテクチャで協力する。Aristaの「Extensible Operating System(EOS)」がプロビジョニングと継続的メンテナンスを提供し、OneViewは中核的な統合を担う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。