Oculus Riftの対抗馬となるのが、視線入力デバイスの「FOVE(フォーブ)」で、2016年初頭に400ドル~500ドルでの発売を予定している。
出所:FOVEホームページ http://www.getfove.com/
FOVEは、視線を追跡することができるアイトラッキング機能を備えており、視線による画面操作やタイピングなどが可能となる。
2014年12月には、筑波大学附属桐が丘特別支援学校との共同プロジェクト「Eye Play the Piano」において、演奏者がFOVEを使い、視線の動きだけでピアノ曲をひく、世界初のコンサートが行われた。
出所:Eye Play the Piano http://eyeplaythepiano.com/
FOVEは、たとえば、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など手足が不自由な患者が、視線を動かすことで、さまざまな操作が可能な支援デバイスとしての活用など、福祉や医療や介護などの分野での活用が期待されている。
聴覚と音声で情報をコントロール
Woax(ウォークス)は、スマートフォンを使うことなく、音声のコントロールのみで、電話やメッセージ機能や、天気や交通、イベントなどの情報を得ることができる。また、WoaxのみでSNSへの音声投稿や音声によるウェブ検索も可能だ。
出所:WOAX http://woax.com/
出所:WOAX http://woax.com/
これまで、スマートフォンを操作して連絡や情報収集していたものが、音声と聴覚のみで活用できるようになれば、高齢者向けのサービスや、同時通訳、医療や介護、健康、教育など、さまざまな分野での活用が期待される。