早稲田大学は、全学生と教職員の合計約5万人が使うコンテンツ共有基盤として「Box」を新たに採用した。早稲田大学は学生の研究資料を保管、管理したり、教職員のコンテンツを管理したりする。6月3日に発表された。
早稲田大学は、全学生や教職員がセキュリティ、コラボレーション、モバイルに対応するためにBoxの採用を決定。Boxの導入で学生や教職員が授業、研究、業務の目的で作成する教材やノート、レポート、研究データ、研究論文などを学内外と安全にデータを共有できるという。
加えて、研究成果としての貴重資料などデジタルデータの保管先や各種システムのデータ保管先としても有効活用していく。スマートフォンやタブレット、PCなどの盗難や紛失、ウイルス感染などによる情報流出を防止するとしている。
Boxのセキュリティ機能は知的財産の安全な保管を支え、コラボレーション機能は学生が時間や場所を問わず学内外で作業できると説明。学生と教職員がより良い形で情報共有し、研究機関とコラボレーションすることで大学の活動領域と研究の質が拡充するとしている。