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海外コメンタリー

プライベートクラウドが適切な選択肢となる環境とは--レッドハットCEO

Matt Asay (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2015-06-15 06:30

 Red Hatの最高経営責任者(CEO)Jim Whitehurst氏に言わせると、「Amazon Web Services」(AWS)はテストや開発で使用する分には理にかなっているものの、大規模環境においてはプライベートクラウドの敵ではないという。あなたはこの主張に同意できるだろうか?


 プライベートクラウドを検討対象から外すのはまだ早い。

 これが、5月下旬に実施した同氏とのインタビューで語られたメッセージの1つだ。AWSや「Microsoft Azure」をはじめとするパブリッククラウドのプロバイダーは順風満帆である一方、同氏の元には、ある種のアプリケーションではプライベートクラウドの方がより低価格でより優れたパフォーマンスを実現できるという声が届いているという。

 その主張は的を射ているかもしれない。特に大規模環境においてはだ。

右を見ても左を見てもパブリック

 パブリッククラウドに何らかのメリットがあるのは明らかだ。以前の記事でも書いているように、パブリッククラウドを採用することで企業は気軽に、ビッグデータをはじめとする複雑なワークロードのクラウド化を試せるようになる。開発者が環境上の何らかの要求を満たそうとすると、従来のソフトウェアライセンス形態がその行く手を阻むという背景があるためだ。

 結果として開発者はオンプレミスのソフトウェアの使用をあきらめ、クラウドを導入することになる。

 驚くほどの話ではないが、企業の83%で無許可の(パブリック)クラウドが導入されているという。開発者と、彼らが支えている業務の内容を考えると、これはやむを得ない話だ。彼らはとにかく仕事を片付けなければならないのだ。


 一方、プライベートクラウドは、企業で昔から運用されているITにクラウドという飾り物をつけただけのように感じられる。あるいは映画「ミーン・ガールズ」に出てくるジョージ夫人の「私は普通のママじゃない。クールなママなの」というセリフと同じと言ってもよいだろう(「私は普通のITじゃない。クールなITなんだ」)。

 その結果、パブリッククラウドの成長率はプライベートクラウドのそれを大きく上回っており(仮想マシンの数にすると、それぞれ20倍と3倍)、プライベートクラウドは現場ではいまだに影の薄い存在となっている。

 しかし、これがすべてというわけではない。

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