調査会社IDCは米国時間6月8日、セキュリティアプライアンスに関する四半期レポート「Worldwide Quarterly Security Appliance Tracker」を発表した。同レポートによると、2015年第1四半期のセキュリティアプライアンス市場は、売上高で前年同期比7.5%増の23億ドル、出荷台数で9.4%増という急上昇を見せており、市場をリードしているのは依然としてCisco Systemsだという。
また同レポートでは、セキュリティアプライアンスの売上高が22期にわたって連続成長しているとも報告されている。
世界市場で見た場合、米国は同四半期における売上高の42.9%を占めており、その成長率は前年同期比15.6%増となっている。また、西欧地域の売上高は前年同期比9.8%増、中南米地域のそれは4.8%増だ。アジア太平洋地域の売上高はHuaweiの好調さもあり前年同期比9.8%増となっている。
IDCは、サイバー攻撃が洗練されてきたことで、異種ネットワークの安全性を高める機器の需要が喚起されていると指摘している。
以下の表は、2015年第1四半期における売上高上位5社の、売上高と市場シェアを前年同期と比較し、その成長率をまとめたものだ(売上高の単位は100万ドル)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。