データを一元管理できることは、さらなる拡張性につながるという。例えば、最近話題になっている「APIエコノミー」。多数の小さなアプリケーション機能を集めてAPIでつなぎ合わせ、利用目的を満たす1つのアプリケーションを構築する――この際、アプリケーションを構成する小さな機能ごとにバックアップをするようでは、非常に複雑になってしまう。
「APIを使ったアプリケーションの管理にも有効」と話すFoster氏。APIを使って構築したアプリケーション単位でバックアップが取れれば、こうしたアプリケーションの管理も楽になる。
さらに、一元バックアップしているデータのコピーを作成し、それを分析専用データとして位置づけて、マーケティング分析などに取り組むといった利用方法も想定できるとのこと。
システム環境が複雑化する中で、リスクヘッジとしてのバックアップを効率化しつつ、事業拡大につながるデータ分析につなげられれば、企業にとって意義あるシステム基盤と位置づけることができそうだ。