デルは6月9日、1Uの固定フォームファクタスイッチ「Dell Networking Z9100」を発表した。10、25、40、50、100GbEのマルチレートに対応する。2015年後半からの提供を予定している。
Z9100は、デル製品だけでなく、他社製OSのゼロタッチインストールを可能にするため、業界標準のブートローダーとされる「ONIE(Open Network Install Environment)」をサポートしている。Cumulus NetworksやBig Switch Networks、IP Infusion、Pluribus、Microsoft、VMware、MidokuraなどのネットワーキングOSやネットワーク仮想化技術も完全サポートし、標準プロトコル「OpenFlow」やSDNを実現するためのソフトウェア群「OpenDaylight」などにも対応する。
組織内のデータが急増するにつれ、100GbEは今後もその導入ケースが増加すると予想されている。デルではそうした変化に対応するため、Z9100を開発した。高性能、低遅延性能が求められる環境で真価を発揮するよう開発され、同社調べでは、競合他社の100GbE対応製品と比較した場合、UR単位で約7倍の密度を実現しているという。