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黒田発言で円高急伸--今後を展望

ZDNet Japan Staff

2015-06-11 11:03

 6月10日の日経平均は、49円安の2万46円と続落した。午後1時過ぎに日銀総裁の黒田氏が「ここからさらに実効レートが円安に振れることはありそうにない」と国会で発言したことが伝わると、円が急伸して一時1ドル122.45円をつけた。12時51分に前日比168円高の2万264円まで反発していた日経平均は、円高急伸を嫌気して急落した。

 為替レートは、11日午前6時30分現在で1ドル122.71円だ。10日のNYダウは236ドル高の1万8000ドルだった。CME日経平均先物(円建て)は、2万100円になっている。楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、11日の日経平均は反発して始まりそうだが、為替の動きへの警戒感が残り、神経質な動きが続きそうだという。

10日は黒田発言で午後から円高・株安に転換

ドル円為替レートと日経平均の日中の動き:6月10日


ドル高(円安)は行き過ぎと判断しており、円高反転に違和感はない

 6月2日の「購買力平価から見ても円安はやや行き過ぎ」に記載した通り、窪田氏一時1ドル125円台まで進んだ円安は行き過ぎだと話し、10日の円高反転に違和感はないという。黒田発言はきっかけに過ぎず、いずれ行き過ぎた円安の修正はあると考えていたという。為替レートは、当面1ドル120~125円のレンジで推移すると予想していると話す。

 窪田氏がドル高(円安)が行き過ぎと考える根拠は、以下の4点だ。

(1)ドル金利の先高感が徐々に低下

 米利上げがあってもドル長期金利のさらなる上昇は限定的と考えられる。

(2)購買力平価(企業物価ベース)は1ドル101円辺り

 今の円安は購買力対比でやや行き過ぎと考えられる。

(3)日本の貿易収支が黒字に転換しつつある

 さらなる円安の進展を心理的に抑制する効果がある。

(4)米国がドル高を容認し続けるか不明

 ドル高で米輸出産業の収益が悪化しており、今後米政府筋からドル高けん制発言が出ないと決め付けることはできない。

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