編集部からのお知らせ
EDRの記事まとめダウンロードはこちら
電子契約の記事まとめDLはこちら

1ドル120円を超える円高とならない限り日本株の上昇トレンドは変わらない - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2015-06-12 11:00

米国も低インフレ国になりつつある

 米国には2つの消費者物価指数がある。エネルギーや食品などすべてを含む総合指数と、エネルギー、食品を除くコア指数だ。

米国の消費者物価指数、総合指数とコア指数の前年比
2010年6月~2015年4月


(出所:ブルームバーグ)

 どちらの消費者物価指数を見るかによって、米国のインフレ率のイメージは異なる。米FRBが金融政策を決定するに際して見ているのは、コア指数(上のグラフの緑の線)だ。一般的にエコノミストが、米国のインフレ率を議論する際に引き合いに出すのも、コア指数の方だ。これで見ると、米国のインフレ率は2012年以降1.5~2%で安定している。

 ただし、エネルギー、食品を含む総合指数(上のグラフの青い線)で見ると、イメージが大きく異なる。エネルギー価格乱高下の影響で、総合指数で見たインフレ率は、足元マイナスに落ち込んでいる。国民生活や経済活動に直接影響を及ぼすのは、総合指数のほうなので、窪田氏は、こちらのインフレ率もしっかり見ていく必要があると指摘する。

 原油価格が今、リバウンドしているので、先行き総合指数もある程度は反発するだろう。ただし、原油は下げ過ぎの反動で上昇しているものの世界的な供給過剰は簡単には解消せず、原油は当面1バレル60~70ドルで推移すると見られている。原油の1バレル70ドルを超える上昇はないと予想されるので、総合指数で見た米国の低インフレは今後長期化するだろう。

米長期金利の上昇にはいずれ歯止めがかかると予想

 米国も低インフレ国になりつつあることが十分に理解されれば、長期金利の上昇にもいずれ歯止めがかかるだろう。米国の長期金利が反落した場合に、日本株に与える影響は2つ考えられる。

  1. 米金利低下を好感して世界的に株価が上昇→日本株にもプラス
  2. 米金利の先高観解消で、ドル高(円安)局面が終わり円高に→日本株に短期的にマイナス

 ただし、1ドル120円を越える円高とならない限り、日本株の上昇トレンドは変わらないだろう。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 開発

    IT部門責任者が理解すべき「コンテナとKubernetes」の基礎を網羅

  2. コミュニケーション

    Zoomなどオンライン商談による「ちょっとだけ打ち合わせ」の威力とは?新しい売り方の教科書が登場!

  3. クラウドコンピューティング

    データ活用のためのハイブリッドクラウド基盤構築-データプラットフォームに求められる12の要件

  4. 経営

    脱パスワード 不便と不安を取り除くSSO-メリットと導入方法、ADやM365との連携を解説

  5. コミュニケーション

    事例:9割の業務の段取りを効率化、個人スキル依存から脱却したDFE社のタスク管理改善術

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]