6月8日週の日経平均は、黒田日銀総裁の発言「ここからさらに実効レートが円安に触れることはありそうにない」を受けて、一時122.45円まで円高が進んだ9日に、一時2万16円まで急落した。ただ、日本の景気回復が徐々に鮮明になりつつあることを受けて、週後半は押し目買いが入って反発した。週末の日経平均は2万407円で、1週間で53円下がった。
楽天証券経済研究所のチーフストラテジスト窪田真之氏は、6月15日週は、引き続き2万円台でもみ合うだろうと話す。
好材料と懸念材料が共存
好材料と懸念材料が共存しているため、日経平均はもみ合いが続きそうだ。
- 【好材料】日本の景気回復が鮮明になりつつある
- 【懸念材料】世界的に金利が上昇、欧米株式が調整、ドル円為替レートが乱高下
日経平均日足:2015年1月4日~6月12日

NYダウ日足:2015年1月21日~6月12日
