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拡大続けるインターネットに確実な安心感を--アカマイ日本法人の徳永社長 - (page 2)

岡田靖 怒賀新也 (編集部)

2015-06-18 06:30

 クレジットカード決済端末などは、そうした小さな拠点の最たるものだ。電話回線を利用したCAT(Credit Authorization Terminal)システムが長らく使われているが、専用回線を用意する必要がある上、初期費用が高いことから、店舗としては導入しにくい。

 しかも、トランザクションごとに費用が発生するため、少額決済には適さないといった課題もある。三菱UFJニコスでは、Akamaiのネットワーク経由で決済するシステムを新たに開発した。セキュリティを確保しつつ、専用の電話線を不要としたほか、端末も簡素化して価格を抑えた。トランザクション処理に要する時間も約2秒に短縮した。

 「調達系でもこうした1対多の通信が必要になるが、これまで多くの場合、相手先には最低でもVPNを要求していたはずだ。われわれのシステムを利用することにより、インターネットへのアクセスさえ可能であれば十分、というようにに条件を緩和でき、取引先への負担を軽減できる」(徳永氏)

ライフラインとしてのインターネット


 メディア配信も、エンタープライズほどの伸び率ではないが、今もなお拡大を続ける重要なビジネスだ。

 2020年の東京五輪に向けてトラフィックが増えることは間違いない。近年、オリンピックやFIFAワールドカップなど、国際的なスポーツイベントで膨大なウェブアクセスが発生しており、毎回その規模は拡大している。

 Akamaiはその爆発的なトラフィック増を経験してきている。今後は4K動画が主流になるなど、さらなるデータ量増加も見込んでおり、対処するための体制を整える考えだ。

 また、メディア配信に関しては、公共分野でのニーズにも徳永氏は注目している。

 「政府や各地の自治体は海外からの観光客誘致に力を入れている。そのための情報発信ではウェブでのメディア配信が重要。これは今後さらに増えていくだろう」(同氏)

 今やインターネット上の通信が人々のライフラインのような存在になっており、さまざまな場面で確実な配信が必要になってきている。福島県庁は、各地の放射線量を配信する用途で利用。その他、電車やバスなどの公共交通の運行情報も、ライフラインとしての意味を持っている。

 学校から保護者への連絡もインターネット経由が一般的になってきているなど、さまざまな情報ライフラインがインターネットに載っていると強調。Akamaiのサービスへのニーズが、スマホのゲームから、インターネット決済、ライフラインなど今後さらに広がることを見込んでいる。

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