Googleは米国時間6月22日、「Google Container Engine」のベータ版をリリースした。その目的は「Docker」をはじめとするコンテナの管理を容易にするというものだ。
コンテナという技術によって迅速なアプリケーション開発が可能になる。というのもアプリケーションの開発後、コードの修正なしにその配備や移動が可能になるためだ。
オンプレミスとクラウドの間でのアプリケーションの配備や移動が行われる大企業では、ハイブリッドな配備を実現するためにコンテナの利用は必須となる。
またGoogleは、 Container Engineのベータ版リリースを機に「Google Container Registry」の一般提供を開始したと発表している。開発者は同レジストリを利用することで、プライベートリポジトリを介したコンテナの保存やアクセスが可能になる。
Googleは同社ブログで、Container Engineはオープンソースのコンテナ管理ツール「Kubernetes」上に構築されていると述べている。これはつまり、開発者がさまざまなクラウドプロバイダーをまたがってコンテナを移動できるということを意味している。
Container Engineの価格は「Google Compute Engine」をベースにしたものとなっている。料金はコンテナとノードを格納するクラスタに基づいて算出される。ベータ版のContainer Engineでは、Compute Engine以外に追加のコンテナ料金は不要だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。