海外コメンタリー

あなたの知らない「ディープウェブ」の世界--その6つの特徴 - (page 2)

Zack Whittaker (ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2015-06-30 06:15

2.悪意のない人もディープウェブやダークウェブを使っている。ディープウェブは、薬物などの違法な商品を、足が付かないと思われるサイトから購入するために使われることが多い。しかし同時に、「匿名性を保ちたい、あるいは物理的な位置や存在をたどることができないサイトを構築したい」と考える人々によっても使用されている。例えば、自分の身分やコミュニケーションを国家や民間の監視機関から守る必要がある、内部告発者やジャーナリストなどが含まれる。報告書ではさらに、「抑圧的な体制下における反体制活動家は、自分の国で何が起こっているかを安全に世界に知らせるために、匿名性を必要とする可能性がある」としている。

3.薬物購入者の大半は、昔ながらのマリファナを求めているだけである。闇市場の上位15サイトでは、マリファナのような比較的効果の軽い薬物の方が、他の薬物よりも取引が多いことが分かった。効果の強い薬物も一般的に入手可能だが、ビデオゲームや、盗難アカウントも、購入されるもののなかでは順位が高い。


4.(おそらく)何でも手に入る。この報告書では、ディープウェブで、サイバー犯罪者的な闇の組織が「営業活動をしているのは間違いなく」、国籍証明書やパスポートの偽造、さらには暗殺などの「専門的なサービス」を提供していると主張している(報告書では、「売買されるものやサービスについては、それらを宣伝するサイトが実際に存在し、そうしたサイトがディープウェブで行われているさまざまな商取引の要因となっているという事実以外には、その真偽を十分に保証することはできない」ともはっきりと述べている)。

5.ディープウェブは、マルウェアの指揮統制(C&C)インフラストラクチャをホストすることができる。Torや他のサービスの裏の性質として、マルウェアの制御サーバをディープウェブにホストして隠すことが簡単にできるという点がある。その例の1つが、「CryptoLocker」というマルウェアで、これは被害者の文書を暗号化して、その解読と引き替えに金銭を要求する。報告書では、このマルウェアは、被害者が世界のどこにいるかに応じて、要求金額と言語を自動的に調整できるほど高性能だとしている。

6.闇市場を差し押さえるだけでは十分ではない。報告書によると、「薬物取引に対する持続的、あるいは効果的な解決法は特に存在せず」、それは1つの市場が崩壊しても、別の市場が開くからだとしている。薬物などのサービスを扱う、注目度の高いオンラインショップとして、Silk Roadと同じくらいの期間(場合によってはそれよりも長く)活動しているものも多数存在する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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