データは内部を確保してから外部を検討
では、どのようなデータを使ってデータのトライ&エラーに臨めばいいのだろうか。
データ分析というと、外部データの活用の議論が最近では活発になっているが、その前にやるべきことがある。企業規模が大きくなるほど、業務部門の立場ではどこにどのようなデータが社内に存在するか見えない。よって、情シス部門と業務部門が積極的に協業し、企業内データの全体を俯瞰することが第1歩になる。外部データに目を向けて分析の視野を広げるのは、それからだ。
外部データは、「自分で作るデータ」「購入するデータ」に大別できる。
自分で作るデータ
- ワンボードコンピュータとセンサを利用しデータを作成する
- ウェブデータをクロールしデータを作成する
データ作成をサポートするサービスも存在するので、実際の気軽にトライすることができる。たとえば、シングルボードコンピュータでネットワーク中継すれば、植木の温度などをリモートで計測できるし、また、「募集」や「求人」をキーワードにウェブ検索することで求人情報データを作成できる。
「購入するデータ」
- アンケートサービスから購入する
- ソーシャルデータ販売サービスから購入する
アンケートサービスは、ほしいデータの属性を明確にして依頼すれば、アンケート作成から実施、結果をとりまとめた上で、整理したデータを提供してくれる。FacebookやTwitterなどからデータを抽出し提供してくれるサービスもある。
業務部門をまたがるデータ連携+外部データを積極的に活用