弥生は6月25日、マイナンバー制度の開始に伴い、事業者による個人番号の取り扱い業務を支援するサービスを7月21日から開始すると発表した。マイナンバー制度全般に関する一般的な相談や、取扱規程、委託契約のひな形の提供、基本方針や取扱規程の策定の助言や代行業務を提供する士業の紹介などを支援する。
サービス開発の背景について、中小企業の多くは、ガイドラインに沿った一連の業務に特定の担当者を置くことが難しく、対応が困難な状況にあると説明。
マイナンバー制度の開始に伴う事業者に、製品とサービスの両輪で対応し、10月からのマイナンバー通知に備え7月21日からサービスを開始するとした。
「マイナンバー相談」では、マイナンバー制度に関する質問や、基本方針や取扱規程といった安全管理措置の策定内容について一般的な相談に対して回答する。
「法令・ビジネス文書ダウンロード」では、マイナンバー制度に必要な基本方針や取扱規程、委託契約のひな形を提供するファイルのダウンロードができる。また策定手順書も提供される。
「マイナンバー導入支援先紹介サービス」では、マイナンバー制度に必要な基本方針や取扱規程の策定の助言や代行を行う士業を紹介するとともに、特別価格で利用できる。
このほか、弥生が実施したマイナンバ―に関するセミナー動画を見れるサービスを提供、マイナンバー制度に対応する「弥生給与 16」「やよいの給与計算 16」(いずれも仮称)を、今秋に発売予定としている。