パイプドビッツは7月1日、セキュアなクラウド環境で各社各様の現場に最適なマイナンバー管理を実現する「スパイラル マイナンバートータルソリューション」の提供を開始すると発表した。
スパイラルは、さまざまな業種、業態、業務内容のユーザーに対応する情報資産プラットフォームサービス。販売促進やCRMにおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、さまざまな重要情報資産をクラウドプラットフォームで預かって管理でき、多彩なアプリケーションや機能を組み合わせるなどして、ユーザーに応じた対応策を提供する。
今回は、このスパイラル上でマイナンバー管理システムを実現するだけでなく、社内の業務フローの整備から運用開始後の見守りまでワンストップで支援するという。同社が6月に開催したマイナンバーセミナーの事前アンケートでは、71%に上る企業が社内体制の整備にあたっての課題を整理できていないと回答しており、そうした企業にも対応する内容となっている。
主な特徴は以下の通り。
社内の業務フロー構築からサポート
各社固有の業務や特性を踏まえ、ガイドラインに沿った運用フローの作成から取扱規程の策定、従業員研修までサポート。自社内のマイナンバー対応に際して、どこから課題を整理していけばいいのかといった不安を持つユーザーに対応する。
ガイドライン準拠のセキュリティ
マイナンバー管理システムの基盤となるスパイラルは、9年前から専門家によるウェブアプリケーション診断を実施し、9回ともすべて最高ランクを取得しているとのこと。官公庁や自治体をはじめ、100以上の金融機関に導入しているプラットフォーム上に、ガイドラインに準拠してマイナンバー管理システムを構築する。
現場に合わせたシステム構築
スパイラルはPaaSの特性を生かして柔軟に構成を組める。マイナンバー管理システムについても、登録項目や認証方法、オンライン上での収集方法など、現場にあわせた仕様設計から改修まで、短期間・低コストで実現する。
今後の法改正にも対応
マイナンバーは今後さらに利用用途拡大が見込まれているが、PaaSで提供されるマイナンバー管理システムは、法改正にも柔軟に対応できるとしている。