「Windows 8.1」がようやくデスクトップOS市場で「Windows XP」を追い越した。
ウェブ調査会社のNet Applicationsが2015年6月の各デスクトップOSのウェブトラフィックを調べたところ、Windows 8.1のシェアは5月の12.8%から微増して13.1%となった。同時期にWindows XPのシェアは前月の14.6%から11.9%に急落した。
首位の「Windows 7」もユーザーを増やし、ウェブトラフィックに占めるシェアは5月の57.7%から60.9%へと増加した。また、Appleの「OS X Yosemite」に次いでまだ5位にとどまる「Windows 8」は、シェアを3.5%から2.9%へと減らした。
Net Applicationsの調査によると、この数カ月の間にWindows 7とWindows 8.1がかなりのウェブトラフィックを獲得したのに対し、Windows XPとWindows 8はシェアを落としている。だが、別の要因が関係している可能性もある。米国時間7月29日にリリース予定の次世代OS「Windows 10」では最初の1年間は無償アップグレードが提供されるが、対象となるのはWindows 7とWindows 8.1のユーザーに限られる。Windows 10への無償アップグレードを希望するユーザーが、7月後半から始まる無償アップグレードを得るために、Windows 7やWindows 8.1に飛びついているのかもしれない。
WindowsはまだOS市場を支配している。Net Applicationsによると、6月のウェブトラフィックに占めるWindowsシリーズ全体のシェアは90.8%で、5月の91%から微減したという。それでも依然として、Mac OS Xのシェアはわずか7.5%、Linuxも1.6%のシェアにとどまっている。
提供:Net Applications
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。