Ciscoは米国時間7月7日、セールスオートメーションソフトウェアを開発するMaintenanceNetを1億3900万ドルで買収すると発表した。
MaintenanceNetはクラウドベースの契約管理プラットフォーム「ServiceExchange」で知られる。この製品は断片化された保証契約やサービス契約のデータを取り込み、販売やマーケティングの部門が新規獲得または喪失したサービス販売機会を把握するのを支援する。
このソフトウェアにより、Ciscoは製品、ソフトウェア、サービスについて継続的に収益が得られるモデルへとITが変化している状況に対し、適切に対応する準備が整う。さらにCiscoはMaintenanceNetの技術を、社内と顧客向けサービスの両方で活用する計画だ。
Ciscoによると、同社はMaintenanceNetと2009年から提携しており、MaintenanceNetのソフトウェアをCiscoのディストリビューションおよび再販パートナーに提供しているという。今後、MaintenanceNetはCiscoの顧客エンゲージメント部門であるGlobal Customer Success(GCS)という組織に加わる。MaintenanceNetの最高経営責任者(CEO)Scott Herron氏はブログ記事で、同社が廃業したり、同社製品が廃止されたりする計画はないとした。MaintenanceNetの本社はカリフォルニア州カールスバッドにとどまる。
CiscoはMaintenanceNetの買収を含めて、このところ頻繁に企業を買収しており、2015年に入ってからこれまでにソフトウェア企業6社を買収している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。