何事も起きるときは3つまとめて発生するとの言葉があるが、米国時間7月8日に、ニューヨーク証券取引所とUnited Airlines、The Wall Street Journal(WSJ)できわめて重要なオンラインシステムが相次いで機能停止し、この格言が正しいことが証明された。
コンピュータの不具合が原因で、ニューヨーク証券取引所では同日のおおよそ午前11時半から午後3時10分まで取引が停止された。また、全米を飛ぶすべてのUnited Airlines便は8日朝、ルーター1台の故障により発生した同社のコンピュータネットワークの障害により、米連邦航空局(FAA)により一時的に地上待機させられた。さらにこれらの障害の最中に、WSJのオンラインホームページがクラッシュし、1時間弱にわたって閲覧できなくなったが、原因はまだわかっていない。
Contrast Securityの最高技術責任者(CTO)でソフトウェアセキュリティの専門家のJeff Williams氏は、障害を起こした3社のうち2社はハッキングされたわけではないと述べているが、そのような判断を即座に下すのはそれほど容易なことではないと語っている。「攻撃者が、大手企業3社をサービス停止に陥れるような脆弱性を発見した可能性はあるのか? もちろんだ」と同氏はメールに書いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。