中国株急落の意味と日本株に与える影響を考える

ZDNet Japan Staff 2015年07月14日 11時07分

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 7月13日の日経平均は309円高の2万89円。日経平均は、ギリシャショックと中国ショックから先週急落した。今週は、

  1. EU首脳会談で13日午前(日本時間13日の夕方)、ギリシャへの金融支援延長について大筋合意されたこと
  2. 上海株が反発に転じたこと

 を好感し、日経平均は本日も上昇が続くと予想される。

 楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、日本の景気・企業業績の回復が続き、日経平均は年末に2万2000円まで上昇すると予想しており、この水準は引き続き買い場と考えているという。

 最近、上海株の急騰急落が話題になっている。上海株が急落した意味と日本株に与える影響について解説する。

政府の過剰な介入が上海株を急騰させ急落させた

上海総合株価指数:2013年12月末~2015年7月13日


 上海株は、中国政府によって人為的に操作された文字通りの「官製相場」で、急騰急落は中国政府の演出で引き起こされたと考えられる。したがって、急騰急落が中国経済の実態を表しているとは考えられない。

 つまり、2014年10月からの急騰が中国経済の好調を表しているとも、6月からの急落が中国経済の悪化を反映しているとも考えられない。中国国内で大儲けした人と大損した人が出ただけで、日本への影響は限定的と考えられる。

 上海総合株価指数は、「なぜ1年で2000から5000まで急騰したか?」「なぜ1カ月で5000から3500まで暴落したのか?」「なぜ7月9日から3営業日で3500から4000(13日ザラ場)まで急反発したか?」――。この3つの「なぜ」すべてに、国家による市場介入が絡んでいる。中国は、力ずくで株式市場を思い通りに動かそうとして、うまくいかなかったのだ。

 2000→5000に上昇する過程では、中国政府はあらゆる株価引き上げ策をとった。

(1)金融緩和

 2014年11月21日に中国人民銀行(中央銀行)がサプライズとなる2年4カ月ぶりの利下げ(銀行の貸し出しと預金の基準金利引き下げ)を実施して、株式市場に資金流入を促した。これで上海総合の上昇に弾みがついた。中国人民銀行はその後利下げを繰り返して、金融面から株式市場にてこ入れした。

(2)上海市場と香港市場の相互乗り入れ実現

 中国の個人投資家ばかりだった上海市場に、香港市場経由で海外の投資マネーを流入させて、株高につなげた。

(3)信用取引の規制を緩和

 信用買いの規制を緩めて、上昇をさらに加速させた。

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