クラウドによるコラボレーションを手がける新興企業Huddleは、企業向けの新アプリ「Huddle Desktop」をリリースした。このアプリを使用することで、企業の所有するファイルに対するアクセスや管理といった、同社のクラウドベースのサービスがデスクトップ上で利用できるようになる。
Huddle Desktopは、システム上に格納されたファイルに対するコラボレーションを実現するポータルとして機能し、複数のチャネルをサポートしつつ、バージョン間の衝突を抑止できるようになっている。またユーザーは、デスクトップやウェブ、モバイル経由で同時に50個までのファイルにオフラインでアクセスできる。
さらに、同アプリは「Microsoft Office」アプリとの緊密な連携を実現している。
ユーザーは「Microsoft Word」や「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」から直接、Huddle上のファイルを読み込んだり、編集したり、保存できる。またユーザーは「Outlook」の電子メールや添付ファイルをHuddleのプロジェクトワークスペースにアーカイブしたり、Huddleのファイルを電子メールに添付することもできる。
Huddleの最高技術責任者(CTO)Stuart Cochran氏は米国時間7月16日の製品発表で「例えば、インターネットに接続できない場所に出かけると分かっている場合、このデスクトップアプリを使えばすぐに、必要なファイルにオフラインでアクセスできるようになる。これだけで、(オフライン状態にある環境でも)Microsoft Wordを用いて編集したり、チームのコメントをレビューしたり、変更を保存できるようになる。その後、再びインターネットに接続すると、Huddle Desktopは自動的に該当ファイルを同期するため、私がつけたコメントはクラウド上に反映され、チームメンバーが読めるようになる」と説明している。
Huddle Desktopは「Windows」版と「Mac」版が既に利用可能になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。