景気回復局面でも値上がり率が高かった食料品株価指数

ZDNet Japan Staff 2015年07月22日 11時28分

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 7月21日の日経平均は、191円高の2万841円だった。ギリシャ、中国ショックが収束し、あらためて日本の景気・企業業績回復への期待の高さから日本株に見直し買いが入っている。

 今回は、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が、最近、値上がり率の高さが目立つ食品株への投資について紹介する。食品株には好材料が多いものの、株価は割高で投資魅力はあまり高くないと考えられる。

景気回復局面でも値上がり率が高かった食料品株価指数

東証食料品株価指数・日経平均・東証銀行業株価指数の動き:2007年1月~2015年7月21日


(注:2007年1月末を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成)

 食品株の値動きの特徴は、一般的には以下の通りだ。

  1. 不況期(日経平均下落局面)では、値下がり率が相対的に小さい
  2. 好況期(日経平均上昇局面)では、値上がり率が相対的に小さい

 ところが、上のグラフを見るとわかる通り、リーマンショック以降、食品株の値動きに異変が起きている。リーマンショック(2008年)の下落局面で、相対的に値下がり率が小さかったことまでは、過去の経験則通りだった。リーマンショックからの回復局面で、相対的に値上がり率が高くなっていることがこれまでと違うことだ。景気回復色が強くなってきている2015年にも、値上がり率の高さが目立つ。

 食品株とは対照的に、リーマンショックの不況局面で相対的値下がりが大きく、その後の回復局面で相対的値上がりが小さいのは、銀行業だ。

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