配当利回りと長期金利を比較すると、日本株は割安、長期国債は割高

ZDNet Japan Staff 2015年07月24日 11時28分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 7月23日の日経平均は2万683円で引けた。日経平均はITバブル時の高値(2万833円)前後まで上昇している。楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、この水準でも日本株は割安と考えており、その根拠を解説する。

ITバブル高値を一時越えた日経平均

日経平均の推移:1988年末~2015年7月22日

 日経平均は、すでに2000年4月のITバブル高値前後にある。この水準は高いと感じる人もいるようだが、窪田氏は、そうは思わないという。

 窪田氏は、過去25年間、日本株のファンドマネージャーをやってきたが、窪田氏が運用してきた期間(1987年以降)の中で比較すると、今が一番、日本株が割安と考えていると話す。

PER・PBRなどの株価指標で見て、今の日本株は割安

 窪田氏は、株の割安割高は利益や配当金との比較で見るべきだという。まず、現在の株価バリュエーションをITバブル時と比較してみよう。

東証一部のPER・配当利回り・PBR、ITバブル時との比較

 東証一部の平均PERは、1989年(バブル景気時)~2000年(ITバブル時)は30倍~60倍だった。近年は20~25倍で推移していた。今の平均PERは17倍であり、過去の水準と比較して割安といえる。

 東証一部の平均PBRは、1989年には5倍、2000年には2.5倍に達していた。PBRは、一時0.8倍まで下がったことがあるので、今が一番低いというわけではない。ただし、日本企業の財務内容が近年良好となったことを勘案すると、現在のPBR1.4倍は割安といえるだろう。かつて日本企業は借金が多く、不良債権など簿外に損失をかかえていることもあったが、今は借金も不良債権も少なくなり、財務内容は良好になった。

  1. PER(株価収益率):株価が1株あたり利益の何倍まで買われているかを示す。倍率が低いほど株価は割安
  2. PBR(株価純資産倍率):株価が1株あたり純資産(株主資本)の何倍まで買われているかを示す。倍率が低いほど株価は割安

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]